2025年6月3日、長嶋茂雄さんの訃報に日本中が深い哀しみに包まれました。
多くの人々に愛されたその存在に、改めて感謝と敬意の声が広がる中、ある事に注目が集まりました。
それは、喪主を務めるのが長男の長嶋一茂さんではなく、次女の長島三奈さんだったということです。ネット上では「なぜ長嶋一茂さんではないの?」「長男が喪主をするものでは?」といった声が多く見られました。
そこで今回は「なぜ長島三奈さんが喪主と務めることになったのか」考察していきたいと思います。
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「喪主」は本来誰が務めるもの?

『喪主』は一般的には、相続の順位に基づいて決められることが多く、まずは配偶者、そのあとは子どもたちの中から選びます。その際、子どもが喪主となる場合は、長男が務めるケースが最も一般的とされ、男性の子どもが選ばれる傾向にあります。
たとえば、俳優の西田敏行さんの葬儀では、妻が喪主を務めていました。これは配偶者がご健在であり、最も近くで故人を見送る立場であったためと考えられます。
長島茂雄さんの4人のお子さんは以下の通りです。
- 長男:長嶋一茂さん タレント
- 長女:長嶋有希さん 一般人
- 次女:長島三奈さん スポーツキャスター
- 次男:長嶋正興さん 元レーサー
この家族構成から見ると、「長男である一茂さんが喪主では?」と疑問に思う方が多いのも自然なことですね。ネット上でも、「なぜ三奈さん?」という声が多数あがっているのは、こうした一般的なイメージによるものかもしれません。
しかし近年では、形式や性別にとらわれず、故人と最も近い距離で過ごしてきた人が喪主を務めるケースが増えています。
特に、長期にわたり介護やサポートを担ってきた家族が喪主となる例も少なくありません。
喪主が次女・長島三奈さんの理由2選【考察】
昨年の長島三奈(57)ちゃんでも見て心を落ち着けるか… pic.twitter.com/BSkVFEPAON
— まっきー (@yoichisausu) June 3, 2025
喪主が次女である長島三奈さんになった理由は2つ考えられます。
- 長島茂雄さんを支え続けた介護生活
- 長島茂雄さん個人事務所「オフィスエヌ」の代表取締役
長島三奈さんは単なる娘としてでなく、公私共に長島茂雄さんを支え続けていたようです。詳しく解説していきます。
考察①長島茂雄さんを支え続けた介護生活
長島茂雄さんは、2004年3月4日に脳梗塞を発症。奇跡的な回復を遂げ、公の場にも再び姿を見せるようになりましたが、日常生活にはサポートが必要な状態が続きました。
そんな父を長年にわたって支え続けたのが長島三奈さんです。
2007年に母・亜希子さんが亡くなった当時、三奈さんは39歳。その頃から、父の介護やサポートを実質的に引き継ぐようになりました。
リハビリへの付き添いはもちろんのこと、日々の食事管理や身の回りの世話、精神的なケアまでこなしていたようです。
たとえば、もともと味の濃い食事が好みだった父に対し、塩分を控えた食事を用意。自宅だけでなく、よく訪れていた飲食店にまで塩分制限のお願いを入れるほどの徹底ぶりだったようです。
最期まで寄り添い、看取りまで務めた三奈さん。その日は偶然にも三奈さんの57歳の誕生日である6月3日。「父の頑張りを目の前で見ながら迎えた誕生日は、一生忘れられません」という彼女の言葉には、深い愛情を感じますね。
このように、長年にわたり父を支え続けた姿勢から、喪主という大きな役目を三奈さんが担うことになったのは、極めて自然な流れだと考えることができます。
考察②長島茂雄さん個人事務所「オフィスエヌ」の代表取締役
もう1つ喪主に選ばれたと考える大きな理由は、私生活だけでなくビジネス面でも長島三奈さんが中心的な存在だったことです。
長島茂雄さんの個人事務所『オフィスエヌ』は、もともと妻である亜希子さんが代表取締役を務めていましたが、逝去後は三奈さんが代表取締役に就任。
長島茂雄さんのマネジメントや肖像権の管理などを担う家族企業
つまり、三奈さんは父の私生活のサポートだけでなく、仕事や社会的立場をも支えていた唯一無二の存在だったようです。
なぜ長男・長嶋一茂が喪主ではないのか【考察】
長嶋茂雄と長嶋一茂 pic.twitter.com/Q6nOUATrVH
— 斧乃木余接は俺の嫁 (@283toru) June 3, 2025
理由①親子関係が上手くいっていなかった
2021年11月に発売された雑誌「ゲーテ」のインタビューで、一茂さんはこう語っています。
父とは、もう13年会っていない。生きているうちに父と会うことは、もう二度とないだろう。
亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係(日刊ゲンダイDIGITAL) – goo ニュース
この発言から、実質的に絶縁状態にあったことが伺えます。もちろん、2021年以降に関係が修復された可能性もありますが、今回喪主にならかった理由としては納得できるのではないでしょうか。
理由②「商標権」や「家財を処分」のトラブル
長嶋一茂さんの個人事務所と、父・長島茂雄さんおよび長島三奈さんが代表を務める「オフィスエヌ」側との間で、「長嶋茂雄」の商標権を巡る対立があったと報じられています。
さらに、長嶋一茂さんが父の野球関連のグッズ等を処分したとされる報道もあり、真意は分かりませんがこうした出来事が、家族間の溝を深めてしまった可能性もあります。
理由③相続放棄を公言している
長嶋一茂さんテレビ番組に出演した際にこう語っています。
(相続は)全部放棄している。もめたくないので。きょうだい4人いるが、すでに3等分だと言っている
http://亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係(日刊ゲンダイDIGITAL) – goo ニュース
この発言から、長島家の相続問題から一歩引いた立場であることが考察できます。このようなスタンスから、今回の喪主という長島家の代表としての立場にも距離を置いた可能性が高いと考えられます。
その一方で過去に長嶋一茂さんは「日本中の長嶋茂雄ファンの中で、僕こそが一番の長嶋茂雄ファンだ」と語っていたこともあり、トラブルなどあったとしても、父に対する尊敬などの気持ちは心の中にあるのかもしれませんね。
長島三奈さんと長嶋一茂さんの現在の関係性
かねてより、長島三奈さんと長嶋一茂さんの間には不仲説がささやかれてきました。長嶋一茂さん自身もこう語っています。
父だけでなく、妹達や弟とも10年以上顔を合わせていないし、連絡もとっていない
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/entertainment/nikkangendai-1146165.html
長嶋一茂さんは家族全員との関係が途絶えていた状態であることがうかがえます。
しかし、2025年6月、長島茂雄さんの棺が自宅に到着した際には、長島三奈さんと長嶋一茂さんが並んで出迎える姿が確認されています。
長年の確執が完全に解消されたかどうかは分かりませんが、父を悼む気持ちが、家族としての距離を少しだけ縮めた瞬間だったのかもしれませんね。
まとめ:喪主は形式より関係性で選ばれる時代
長島三奈さんが喪主を務める理由【考察】
- 長島茂雄さんを支え続けた介護生活
- 長島茂雄さん個人事務所「オフィスエヌ」の代表取締役
長嶋一茂さんが喪主を務めない理由【考察】
- 親子関係が上手くいっていなかった
- 「商標権」や「家財を処分」のトラブル
- 相続放棄を公言している
かつては「長男が喪主を務めるのが当然」とされてきましたが、現代では形式や性別にとらわれず、故人と最も近い距離で過ごしてきた人が務めるケースが増えているようです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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