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新築を建てるときに執り行う行事の「地鎮祭」、ほとんどの人が初めての経験。何をどうしたらいいか迷っていませんか?
工務店の方が説明してくれても細かいマナーや聞きにくい事もあり不安になりますよね。一生に一度の家づくりの中でも大事な行事のひとつ、安心して当日を迎えたいですよね。
この記事ではわが家の地鎮祭で体験したこと、準備したことなどをまとめました。これから地鎮祭を控えている方、ぜひ参考にしてみて下さい。
地鎮祭とはどんな行事なの
地鎮祭は別名「とこしずめのまつり」とも言われており土木工事、建築工事をする前に行う行事の事です。
このような意味があり、昔から家を建てる前に行われている行事です。
時代の変化もあり最近では地鎮祭をしないご家庭も増加傾向にあります。わが家を施工してくれた工務店でも地鎮祭をする割合は8割とのことでした。
地鎮祭をするかしないかはそのご家庭の自由。費用を抑えたい、時間を作ることができないなどいう場合は地鎮祭を省略しても問題ありません。
地鎮祭をいつするものなのか
一般的には工事が始まる前の縁起のいい日にちにするとされています。仕事や家族の予定などもあると思いますので、無理のない範囲で日程を決めます。
縁起のいい日にちは六曜と十二直によって調べる事ができます。
六曜を用いたとき
六曜とは?
日の吉兆を判断する考え方のひとつで「先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口」などカレンダーで目にしたことがある人が多いと思います。
結婚などで大安=祝いごとのイメージがあるかと思いますが、大安以外にも時間帯によっては良い日取りがあるみたいです。
十二直を用いたとき
十二直とは?
建築業界で用いられる暦注のひとつで「建、除、満、平、定、執、破、危、成、納、開、閉」の12あります。
六曜はカレンダーなどで目にする機会があるけど、十二直は初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか?この記事を書いているわたしも地鎮祭をするまでは全く知りませんでした。
地鎮祭はどこに依頼すればいいのか
好意にしている神主様がいる場合は自分で直接神主様へ依頼、特にいない場合は工務店が好意にしている神主様へ依頼します。
我が家は特に好意にしている所がないため、工務店に依頼して全ておまかせしました!
細かいやりとりをしなくて良かったのでその分家作りに時間をかける事ができました。
地鎮祭にかかる費用
\費用は約12万円/
建築費用とは別に準備しておいた方がいいです。
項目 | 金額 |
神主様への謝礼(初穂料) | 3万円~5万円 |
テント等資材や準備費用 | 1万円~5万円 |
お供えもの | 5千円~1万円 |
ご近所への挨拶の粗品 | 千円×軒数 |
お願いする神主様によっても変わるので、先に相場を確認しておくと安心して当日を迎える事ができます。
この12万円を家の設備に使いたい人は無理に地鎮祭をしなくてもOK!家族、財布と相談しながら決めて下さい。
地鎮祭当日までに用意しておくものリスト
これらのものを当日までに用意が必要です。普段買い慣れていないものだからこそ、前日に焦って準備するより余裕を持って準備するのがおすすめです。
神主様への謝礼(初穂料・玉串料)
神主様への謝礼を初穂料(玉串料)と言い、包む相場は3万円~5万円です。
金額は神主様によっても変わるので予め神主様や工務店に相談してから用意しておくのがベスト。
お供えもの
\お供えものは買うだけでなく下準備も必要/
準備するもの | 準備すること |
---|---|
お米 | 1合を洗って乾かしておく |
お酒 | 日本酒一升 ※酒屋で地鎮祭用と伝えると蝶結びの熨斗付きに |
水 | 1合 |
塩 | 敷地のお清めをするため |
野菜 | 3~5種類の野菜が各1~5コ程度必要 地下にできる野菜(人参、さつまいも、きゃべつ等) 地上にできる野菜(きゅうり、なす等) |
海の幸 | 魚、昆布、するめなど三種類 |
山の幸 | りんご、みかん、ばなな、いちご等の果物3種類 |
食品は近所のスーパーで購入できるようなものでOKです。昆布はだしが取れるような立派なこんぶをイメージしてましたが、塩こんぶでも良かったです。
工務店や神主様が施主に変わってお供えものを準備してくれるところもあるので、お願いできるならする方が楽に当日を迎えることができます。
その際はあらかじめ金額を確認して、初穂料とは別の封筒にお供えもの代(相場5,000円~10,000円)を渡すといいです。
わが家は全てお任せ、日本酒一升だけ準備したので楽でした。
ご近所への挨拶の粗品
- タオル
- 洗剤
- サランラップ
- 日持ちするお菓子
相場は500円~1000円程度です。
地鎮祭の時には挨拶回りは必須ではありませんが、工事が始まると騒音や危険などご近所の方への迷惑は避けれないので出来る限り挨拶回りをおすすめします。
神主様への謝礼の初穂料(玉串料)の包み方
神主様への謝礼の初穂料(玉串料)はのし袋に入れて当日渡します。その時のお金の包み方など注意点をまとめました。
地鎮祭以外にも色々な場面で役立ちます。
のし袋は蝶結びのものを用意する
のし袋は「蝶結び」のものを地鎮祭では使います。
包む金額の事を考えて、水引の取り外し可能なのし袋を地鎮祭では使用する方が好ましいです。
このように水引が印刷された蝶結びのタイプもありますが、これは金額が~1万円までの場合に使用するので地鎮祭では使用しません。
のし袋の種類と使う場面
\蝶結び/
何度あっても良いお祝い・お礼などに使用します。
- 地鎮祭
- 出産
- 長寿祝い
\あわじ結び/
末永くお付き合いしたいという意味があります。
- 慶事
\結び切り/
一度きりであって欲しいお祝いに使用します。
- 結婚祝い
- 退院祝い
使うのし袋によっては失礼にあたることになるので要注意です。
のし袋の名前の書き方の注意点
まず水引の上の部分に初穂料or玉串料、下の部分に名前を筆ペンで書きます。
個人の場合 | 施主の名前 |
連名の場合 | 左右に並べてそれぞれの名前を書く ※同性なら左の人は名前のみ |
連名の場合は年齢が上の人が右側にくるよう注意します。
二世帯住宅や、家が夫婦の共有名義の時などに連名で書きます。
のし袋の中袋の書き方
包む金額を中袋の表側に書きます。
金額を書く際は旧字を使用します。
\旧字まとめました/
1万円 | 金壱萬円也 | 5万円 | 金伍萬円也 |
2万円 | 金弐萬円也 | 7万円 | 金七萬円也 |
3万円 | 金参萬円也 | 10万円 | 金拾萬円也 |
中袋の裏面に住所と氏名の記載はしてもしなくても、どちらでもOKです。
結婚式の時は中袋の裏面に名前と住所を書いたのに、地鎮祭は書かないでいい理由は?
中袋の裏面に名前と住所を書く理由は、結婚式やお葬式のように沢山のご祝儀やご香料が集まる時で親族が後でお礼をするときの配慮として書きます。地鎮祭は施主と神主様の一対一なので誰からのお金か分からなくなる事がありません。そのため名前と住所の記載は省略してもOKです。
お金の包み方
新札か折り目のついていない綺麗な紙幣を用意します。手元にない場合は銀行で両替して当日までに準備しておきます。
中袋へのお金の入れ方は、中袋の表側(金額を書いたほう)に紙幣の肖像画が上に来るように入れます。
最後にのし袋に準備した中袋を入れて、後ろからみた時に下から上に重なるよう(下が手前になるよう)にして水引をすると完了です。
地鎮祭の服装は?
個人の自宅の場合は、華美な服装やサンダル等でなければ普段着でも問題はありません。ただし清潔感のある服装の方が好ましいです。
地鎮祭は土木工事、建築工事の施工前に行う行事でもちろん地面は整備された状態ではありません。前日や当日に天候が悪いと足元がぬかるんでいる場合もあります。
革靴やヒールにこだわらなくてもスニーカーでも問題ありません。
地鎮祭に両親は呼ぶべきか?
最近では両親は呼ばずにその家に住む家族全員だけで地鎮祭をする場合が多くなっているみたいです。呼びたいのであれば呼ぶのもOK。施主の希望通りで問題ないです。
わが家も両親は呼ばず、夫婦2人家族なので2人だけと、工務店の方とで行いました。
両親を呼ばないにしても、何で教えてくれなかったのかとならないように日取りと家族だけで地鎮祭を行う旨は伝えておいたほうがトラブルを防げます。
せっかくのお祝いごとなのに地鎮祭きっかけで関係が悪くならないように!
地鎮祭当日の流れと所要時間
式自体の所要時間は約30分で終了します。
\式10の流れ/
1 | 修祓(しゅばつ) | 参列者・お供えものを祓い清める |
2 | 神降(こうしん) | 土地の神様・氏神様を迎える |
3 | 献饌(けんせん) | 神様にお供えものを食べて頂く |
4 | 祝詞奏上(のりとそうじょう) | 工事の安全、家の繁栄を祈る祝詞を奏上する |
5 | 四方祓(しほうはらい) | 土地の四隅をお塩で清める |
6 | 地鎮(じちん) | 刈初・穿初・鍬入 |
7 | 玉串奉奠(たまぐしほうてん) | 神前に玉串を奉り拝礼 |
8 | 撤饌(てっせん) | 酒と水の蓋を閉じお供えものを下げる |
9 | 昇神(しょうしん) | 神様をもとの御座所に送る |
10 | 直来(なおらい) | お神酒をいただく |
聞き慣れない言葉ばかりですが、施主や家族が動くところは6番、7番の2カ所。簡単な作業ですので誰でも出来ます。
地鎮祭の最中に施主や家族がする事
6番:地鎮(じちん)
神主様より最初に施主が鍬を受取り用意されている盛り砂を「えいっ!えいっ!えいっ!」と言いながら三度掘る仕草をします。施主に続き参加者全員がします。
7番:玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神主様から玉串を葉先が左手、葉の元が右手になるよう渡され、神前まで進み一礼、玉串の葉先を前方に向け先を→に回しながら元を神前に向け台の上へ備えます。施主に続き参加者全員がします。
事前に覚えていかなくてもOK。当日説明があるので今はこんな事するんだ♩くらいな感じで。
地鎮祭後のお供えの行方
食品は施主が持ち帰り、お酒は神社へお供えしてもらうので神主様に持ち帰ってもらいます。
せっかくなので家族で美味しくいただきましょう♩
地鎮祭についてのまとめ
地鎮祭についての最初から最後までの流れを紹介しました。日取りを決めたり、準備したりと忙しい毎日の中で大変に思うかもしれませんが、この大変さを感じることができるのも今だけ。
家づくり、がんばってください♡
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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